神村学園・小田大介監督

 第106回全国高校野球選手権大会は第12日の19日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準々決勝があり、神村学園(鹿児島)が8―2で大社(島根)に勝ち、2年連続で準決勝に進んだ。神村学園・小田大介監督の試合後の主なコメントは次の通り。

神村学園・小田大介監督

 昨夏に並ぶベスト4にたどり着いた。

 ただ、今年はここで満足せず、もう1歩、2歩頑張っていきたい。まず1回目の決勝戦が終わったという感じです。

 2番手の早瀬(朔投手)も素晴らしい投球だったが、四回のピンチできっちり守ったことが勝因だったと思う。

 <大社の大応援はすごかった>

 映像を見た時にものすごい声援だったので、あれを自分たちの声援と思えるかと言い聞かせてきた。

 甲子園には魔物がいると言われるが、私は甲子園に魔物はいないと思っている。自分の心が「うわっ」と思って圧力がかかった時に襲いかかるから、それが魔物だと(考えてしまう)。魔物を作り出すのは自分自身。今日は想定内だったのですが、正直ものすごかったです。

 <試合後の校歌で大社からも手拍子があった>

 あの手拍子を聞いた時に大社高校さんの分まで絶対次は勝たないといけないという責任を感じました。

 <七回の集中打>

 打つべき人間が打ってくれた。4番の正林(輝大選手)が前の試合も打って一気にたたみかけた。やっぱり彼に1本出ないとうちはダメなのかなと思いました。

 (なかなか調子が上がらなかった)正林は昨日(18日)の練習でも、えげつない打球を打っていた。信用して起用しているんだから自信を持ってやってほしいという思いで「大丈夫」という言葉をかけました。

 (正林選手が大会初打点)めちゃめちゃ好材料じゃないですか? めちゃめちゃ大きいと思います。4番起用は世代を代表するバッターに成長してほしいという意思表示なので揺るぎません。

 <大社エースの馬庭優太投手対策は>

 気持ちで投げてくるので、見逃し三振とか空振り三振とか、すればするほど乗ってくる。だから、直球も変化球も関係なく「打てるボールは全力で振れ」と、それだけです。

 馬庭くんが出てきてからが本当の勝負だと思っていた。馬庭くんを攻略すれば、うちは勝機があるかなと。そこまでは辛抱だったので、「ここからが本当の勝負だぞ」と声をかけました。

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