第106回全国高校野球選手権大会は第12日の19日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準々決勝があり、93年ぶりの準々決勝進出を果たした大社(島根)の一塁側アルプススタンドは満員となり、大音量の声援が球場に響き渡った。
大社は第4試合で、昨夏4強の神村学園(鹿児島)と対戦した。大社はエースの馬庭優太投手(3年)に代わり、岸恒介投手(3年)が先発のマウンドに上がった。一回の守備ではアウトを重ねるごとに大きな拍手が送られた。
攻撃では大社が得点圏に走者を進めると、大音量の「サウスポー」が響き渡り、一回に1点を先制するとスタンドのボルテージは一気に高まった。
大社は、生徒ら約700人以上の大応援団を組んだ。主将の石原勇翔捕手(3年)の母恵さん(40)は「(大声援は)かなり選手たちの力になっているはず。3回戦の時は球場が一体となる応援で、外野席の人からも声をかけてもらい、ありがたかった」と話した。
SNS(ネット交流サービス)上では大社のチャンスで流れる応援曲「サウスポー」が「大迫力すぎる」と注目を集めており、新たな「魔曲」と話題になっている。【下河辺果歩】
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