(19日、第106回全国高校野球選手権大会準々決勝 関東第一2―1東海大相模)

 関東第一(東東京)が東海大相模(神奈川)に競り勝ち、9年ぶりの4強進出を決めた。試合後の関東第一・米沢貴光監督との主なやりとりは以下の通り。

 ――9年ぶり4強。

 この試合、本当に選手たちが我慢してくれて、うちらしく守備で我慢してくれたなと。最後は彼らに任せたという気持ちで。彼らに僕も勇気をもらった試合だったなと思います。

 ――9年前は準決勝で東海大相模に敗れた。

 やっぱり神奈川を代表するすばらしいチームですし、藤田君などすばらしいピッチャーもいるなかで対戦させて頂いた。あの時の悔しさは忘れていませんし、(9年前の)彼らからも頑張ってほしいというメールをもらった。なんとかリベンジしたいと今日は臨みました。

 ――畠中君が見事なピッチングだった。

 この大会を通して、予選から少し調子があがってこなくて、もっと自信を持って投げてほしいなとずっと言っていた。今日は彼がよさをだしてくれて、彼らしく投げてくれたなと、彼に感謝ですね。

 ――良さとは。

 彼も一つ結果を出したい、と。やっぱり(エースの)坂井が頑張っているところ、刺激をもらっていると思う。他のピッチャー陣もそうですけど、自分もがんばりたいと一生懸命やってくれていたので。今日もそういう形で報われたのでよかった。

 ――どこか良かったか。

 キャッチャーの熊谷がよくリードした。守備がしっかりよく守ってくれたから投げやすかったと思う。彼の良さは打たせてとることだと思うので、バックを信じてなげてくれたと思う。

 ――九回、坂井君が継投。

 正直悩んで。なかなか今日は畠中と(相手打線が)合っていない印象があって、熊谷と話しながらきたんですけど。ボールが少し浮いてきて、もしかしたら(継投の)タイミングなのかな、と。ここまで勝ってきた坂井の力を信じて、坂井にたくした。

 ――高橋のホームランについて。

 なかなかマークもされ、うまくいかないこともたくさんあって。またキャプテンとして重圧とも戦っているけど、この試合前は「楽しんでこい」と。「しっかりと自分の強い気持ちでいきなさい」と話してこの試合に臨んだ。彼なりに工夫してくれたと思う。いいホームランだったと思います。

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