広陵(広島)と東海大相模(神奈川)が16日、第1試合(午前8時試合開始予定)で対戦する。相手校の印象などについて、広陵の中井哲之監督と東海大相模の原俊介監督にそれぞれの担当記者が取材し対談形式でまとめた。

 ――初戦を振り返って

 原監督 ファンの方が多くいる憧れの甲子園でプレーする気負いがあった。残塁が解消されて、もう少し短いスパンで点が入ればよりよかった。

 中井監督 高尾がよく投げた。エラー三つでピンチを背負ったが、そこも切り抜けてくれた。チーム全体で勝ち切ってくれた。

 ――相手校の印象は

 原 隙のない野球をする印象。4季連続で甲子園を経験しているからか、どっしりとした戦いをしていて感情の抑揚がない。不気味。

 中井 強豪校。激戦の神奈川を勝ち抜く力があるくらいだから。相手にとって不足なし。

 ――注目する選手は

 原 高尾、只石のバッテリー。どこまで対応できるか未知数。1、3、4番の打がいい。出塁を抑えて、走者がいる状態で回さないことが大事。

 中井 左腕の藤田と、右腕の福田。2人とも直球が速くて、完成度の高い投手。食らいついていきたいが、打つのはなかなか難しい。

 ――試合展開の予想は

 原 接戦。競り勝つ意識を持って集中力を高くしていないと負ける。

 中井 打って打って、で勝てる相手ではない。ミスをした方が大量失点につながると思うが、それでも果敢に、強気に攻めていきたい。

 ――3回戦の意気込みを

 原 一球集中。27個のアウトをとるためにも、点数をとるためにも、先を見ずに目の前のプレーをしっかりとやる。ゲームセットと言われるまで勝つか負けるかわからない。最後までやり抜く。

 中井 相手は強豪なので向かっていくしかない。自分たちが出来ることをしっかりやって勝ち切りたい。(手代木慶、根本快)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。