第33回オリンピック競技会パリ大会(パリ五輪)に参加した日本選手団の選手、役員ら約90人が13日、成田空港に帰国した。国際線到着ロビーで選手たちは、一様に明るい表情。ファンや航空会社スタッフら800人近くが出迎えた。

 第2ターミナルビルでは、女子50キロ級で銅メダルを手にした千葉県松戸市出身の須崎優衣選手(25)らレスリングのほか、セーリング、陸上、自転車の選手たちが到着。JALグループ社員に花束を渡されると、レスリングで男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎選手(28)、女子76キロ級の鏡優翔選手(22)の金メダリスト2人が、笑顔で何度も手を振って声援に応えていた。

 第1ターミナルビルでは、近代5種とボクシングの選手たちが到着。ファンのほか、ANAグループ社員が「感動をありがとう!」と書かれた横断幕を掲げて出迎えた。

 香川県と高松市の東京事務所は、高松出身で男子グレコローマンスタイル77キロ級で金を取った日下尚選手(23)を合同で職員が出迎え。高松市の細川和久・東京事務所長は「日下選手の後輩たちも育っている。『うどん県』だけじゃなく『レスリング県』になりつつある」と話した。(小林誠一)

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