第106回全国高校野球選手権大会は第7日の13日、阪神甲子園球場で2回戦があり、霞ケ浦(茨城)が智弁和歌山に延長十一回タイブレークの末に5―4で競り勝ち、春夏通じて初勝利を挙げた。霞ケ浦・高橋祐二監督の試合後の主なコメントは次の通り。
霞ケ浦・高橋祐二監督
(八回に2者連続本塁打で追いつかれ)このまま終わる智弁和歌山ではないので「絶対追いつかれるからな」と言っていたことが本当になった。あの劣勢でベンチの空気も重くなったが、(2番手の)真仲(唯歩投手)がそれを変えてくれるような投球をしてくれた。
<甲子園初勝利を挙げた>
甲子園に来られたことの数倍、校歌を歌えたことが感動的でうれしい。先輩方やいろんな方々が悔しい思いをしてきたものを全て今日の勝利で恩返しできたのかなと感じている。
<先発の市村才樹投手は>
2アウトからのエラー、ホームランで追いつかれてしまったが、市村本来の持ち味を十分に発揮し、素晴らしいピッチングをしてくれた。
<タイブレークについて>
夏の大会期間中にタイブレークの練習を結構やっていた。タイブレークは力の差があっても何が起きるか分からない。「タイブレークになったらうちに分があるぞ」ということを何度も言っていた。
力の差があっても、野球はこういう戦いができるスポーツ。茨城大会でもうちより強いチームがいっぱいあったのに勝てたということは、甲子園でもあり得ることだと伝えてきた。ただ、まさか本当に強豪校にこういうゲームができるとはちょっと私自身もびっくりしている。子供たちの可能性は無限大といつも言っているが、本当ににそんな気がした。
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