石橋のアルプスで、女子チアリーダーの後ろで踊る男子のチアリーダー(中央)=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2024年8月13日午後0時54分、林大樹撮影

 第106回全国高校野球選手権大会第7日の13日、2回戦で聖和学園(宮城)との初出場対決を制した石橋(栃木)の一塁側アルプススタンドに、男子のチアリーダーが登場した。春夏通じて甲子園初勝利を果たしたチームを後押しした。

 石橋のチアリーダーはダンス部が担っており、約10年前から生徒の発案で男子も野球部の応援に参加するようになったという。ダンス部は約40人で、夏の栃木大会前から女子に交ざって応援練習に取り組んできた。

 聖和学園との試合では、5人の男子部員が女子部員と同じ青色ベースの衣装を身にまとい「甲子園デビュー」を果たした。飯野陽音(あきと)さん(1年)は「チアリーダーは女子という考えが定着しすぎていたが、実際にやってみるとすごく楽しい」と笑顔で話し、甲子園初勝利を喜んだ。【林大樹】

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