37歳のダルビッシュ投手は今シーズン4勝3敗、防御率3.20の成績で、史上3人目の日米通算200勝も達成しましたが、5月に左足の付け根の痛みのため戦列を離れました。

リハビリを進めていた先月6日には大リーグの40人枠から外れる「制限リスト」に入り、パドレスのシルト監督は「個人的な事情」と説明していますが詳しい事情は明らかになっていません。

離脱から1か月以上が経過する中、ダルビッシュ投手が実戦形式の投球練習を再開したことが関係者への取材でわかりました。

アメリカのメディアは、サンディエゴ近郊の高校で行ったと伝えています。

シルト監督は「投球練習を再開できたということは、それだけ体の状態が戻っているということで、コンディションの面ではいいことだ。ただ、私が気にしているのは彼が個人としてうまくいっているかどうかだ」と現状への見解を話しました。

シーズン中の復帰については不透明な状態が続いているものの、アメリカメディアは「投球練習は復帰の可能性があることを示しており、注目すべき一歩となった」などと伝えています。

パドレスはオールスターゲームのあと11日までで16勝4敗と同地区首位のドジャースを追い上げていて、ダルビッシュ投手のシーズン中の復帰が実現すればプレーオフ進出に向けてさらに勢いを増しそうです。

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