9日、パリで記者会見する米ロサンゼルスのバス市長(右)ら(ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】4年後に次回夏季五輪を開く米ロサンゼルスは、パリほど公共交通機関が発達しておらず、観客らのスムーズな移動の実現が課題となる。スポンサー企業の集まりもまだ不十分だと指摘される。一方、パリ五輪で批判も出た選手村の運営について関係者は「問題ない」と自信を見せている。  米メディアはパリ大会について、公共交通機関で各競技会場に着くことができ「アクセスの良さが称賛された」と伝えた。交通渋滞の多さで知られるロサンゼルス。バス市長は大会期間中の渋滞緩和のため、全米からバス3千台を借り上げて公共交通機関だけが競技場にアクセスできるようにし、企業にはリモートワークを促す考えだ。  地元紙によると7月時点で、企業からの供出を想定する大会予算のうち約1400億円が不足している。  パリでは選手村に当初エアコンがなく不満が広がり、食事の味や量に批判も出た。関係者は、選手村を置くカリフォルニア大ロサンゼルス校では数千人の学生が寮生活を送っていると指摘。食事提供など万全の態勢で迎えられると強調した。


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