(第106回全国高校野球選手権大会2回戦 第6日〈12日〉の見どころ。丸数字は試合順)

 ①熊本工―広陵(広島)

 伝統校らしく、ともに攻守に手堅い。4季連続出場の広陵は高尾―只石のバッテリーが経験豊富。打線は1番浜本が起点になる。熊本工は2年生投手の山本を中心に接戦に持ち込み、上田、菊山ら上位打線で勝負したい。

 ②富山商―東海大相模(神奈川)

 激戦区を勝ち抜いた東海大相模はチーム打率3割9分5厘を誇り、長身左腕の藤田ら投手陣も手厚い。2年連続出場の富山商は山本が丁寧な投球で試合を作れるかが鍵になる。打線は長打力のある福田の前に走者をためたい。

 ③鳥取城北―明徳義塾(高知)

 明徳義塾は高知大会で15犠打飛を記録した「つなぐ野球」で勝機を探る。2年生左腕の池崎を軸にした堅守が支えだ。鳥取城北は田中、鈴木ら複数投手の継投でくらいつけるか。4番で捕手の石黒が攻守の要になる。

 ④北陸(福井)―関東第一(東東京)

 総合力の高い関東第一に、北陸は井黒、竹田海の継投で対抗したい。北陸は持ち味の機動力を生かせるか。関東第一は高校通算60本塁打の高橋が攻撃の中心。右腕の坂井、左腕の畠中はともに安定感がある。

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