香南市出身で女子レスリング57kg級の桜井つぐみ選手(22)=育英大助手=が10日未明(日本時間)、パリ五輪で金メダルを勝ち取りました。
高知県勢では92年ぶりの金メダル獲得を成し遂げた桜井選手がFNNの単独取材に応じてくれました。
Q.オリンピックはどういう舞台だと感じました?
実際に経験してみて本当に最高の舞台で今までにないぐらいたくさんの人に応援してもらって、「これがオリンピックだな」って心から楽しむことができました。
Q.非常に偉大な先輩もいる階級。改めてその重みを感じるものはありますか?
国内の予選が本当に厳しくて。でも、そのおかげで自分自身も強くなることができたと思うので、「その強い日本の代表なんだ」っていう自覚を持って、しっかり金メダルを取ることができてよかったです。
Q.今、食べたいものはありますか?
あまり減量しないので、ずっと食べてたんですけど、でも日本のおいしいお肉が食べたいです。
Q.決勝の後、指導者でもあるお父様と抱き合ってらっしゃいました。どういう感情で抱擁されたのでしょうか?
自分の夢でもあったし、父の夢でもあったオリンピックなので。本当に家族で支えてくれたし、小さい時からずっと指導してもらってたので。「やっと取れたよ」っていう風に、ありがとうの気持ちを自分は伝えて。そしたら褒めてもらえたので良かったです。
自分のレスリングの中心となる「腕取り」という技があるんですけど、その技は地元の高知で習ったもので。父はグレコローマンの選手なんですけど、そういうスタイルからもらった技なので。
小さい時はそういう技を使う女子選手があまりいなくて。「それで本当に勝てるのか」といろんな方に言われたんですけど。でも、このスタイルをやってきて、父やその他の高知の先生方に教えてもらったこの技で勝つことができて本当に良かったです。
Q.故郷である高知の皆さんに伝えたいことは?
高知県の皆さん、たくさん応援していただきありがとうございます。高知からでもオリンピックで金メダルを取れる、というのを証明できたと思います。
これを見てオリンピックを目指して頑張る子供たちが増えると自分もうれしいです。応援ありがとうございました。
*写真は2023年10月、高知龍馬空港で撮影
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