報徳学園に勝利して盛り上がる大社の応援団が集まった一塁側アルプススタンド=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2024年8月11日午後4時28分、林大樹撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は第5日の11日、1回戦が行われ、32年ぶり出場の大社(島根)が選抜大会で2年連続準優勝の報徳学園(兵庫)を3―1で破り、63年ぶりの初戦突破を果たした。

 「社高(しゃこう)」の愛称で地元から親しまれる大社高校は、縁結びで知られる出雲大社(島根県出雲市)の近くに校舎を構える。1898年に簸川尋常中学校として創立された。卒業生には歌手の竹内まりやさんらがいる。

 野球部は1901年創部。夏は第1回大会(1915年)の地方大会から出場し、第3回大会(17年)は過去最高の4強入りを果たした。これまで春は2回、夏は9回出場。今夏は出場校で最長ブランクの32年ぶりの甲子園出場を果たしていた。【牧野大輔】

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