【大社-報徳学園】報徳学園の先発・今朝丸=阪神甲子園球場で2024年8月11日、望月亮一撮影

第106回全国高校野球選手権大会は第5日の11日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、今春の選抜大会準優勝の報徳学園(兵庫)は1―3で大社(島根)に敗れた。

 今大会注目の右腕・今朝丸(けさまる)裕喜投手は7回途中3失点で降板した。試合後の今朝丸投手の主なコメントは次の通り。

「最後は笑って終わりたいな」

 報徳学園・今朝丸裕喜 調子は良かったが、立ち上がりが悪く、そこを狙われた。力んでしまい、思い通りに投げられなかった。大社打線は想像以上に打ってきたし、持ち味のストレートをかなり当てられたので悔しい。初回以降は力みを取るために変化球を多めに投げた。中盤はストレートで三振が奪えたので、自信になる部分はある。

 (七回に失点し、交代を告げられた)最後に打たれた球は、このストレートを打たれたらもうしょうがないという気持ちで投げました。コースに決まったが、バッターがうまかった。その後、間木(歩投手)が抑えてくれたので安心したが、ピッチャーとして一番やってはいけない形の降板になった。反省したい。

 (涙はない)目標にしていた夏の甲子園に出場することができた。自分としては、最後は笑って終わろうかなと思っていた。

 (1年生の頃から注目される高校生活だった)自分の性格自体、あんまり考えないというか……。そういう性格なので、変なプレッシャーにはなっていなかったかな。それも楽しんでという感じでした。

 (この後の進路は)高校野球は終わったので、次はプロで勝てる投手になりたい。

 (高校からプロを目指すか)はい。

 (甲子園に戻ってきたい気持ちはあるか)ありますね。

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