体操の種目別女子床運動決勝で演技するアナ・バルボズ=5日、パリ(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】国際体操連盟(FIG)は10日、パリ五輪の体操女子床運動決勝で13・700点をマークして4位だったアナ・バルボズ(ルーマニア)を3位に繰り上げると発表した。ルーマニア体操連盟から提訴を受けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)が、13・766点だったジョーダン・チャイルズ(米国)の得点を13・666点に修正する裁定を下したため。  CASによると、5日の種目別決勝で米国チームが審判に採点の見直しを求めて0・100点の引き上げが認められたが、得点掲示から1分4秒後の抗議で、FIGが定める1分の制限時間を超えていた。メダルの返還についてはCAS、FIGともに声明に明記しなかった。


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