男子高飛び込み準決勝 演技する玉井陸斗=パリ郊外(共同)
飛び込みは2023年度の日本水連競技者登録者数が300人ほどと、国内で盛んではない。これまでの五輪で日本勢はメダルがない。特に個人種目で世界の壁は厚く、1936年ベルリン大会の男子板飛び込みの柴原恒雄と女子高飛び込みの大沢礼子の4位が最高だった。 次の日本勢の入賞は実に56年後の92年バルセロナ大会。男子の金戸恵太が高飛び込みで8位となった。96年アトランタ大会は板飛び込みで元渕幸(現姓金戸)が6位に。決勝は最後の演技を残して2位だったが、メダルをあと一歩で逃した。 その後は男子の寺内健が96年大会から6大会に出場して日本をけん引した。01年世界選手権福岡大会の3メートル板飛び込みで銅メダルを手にしたが、五輪では00年シドニー大会の高飛び込み5位が最高だった。16年リオデジャネイロ大会は板橋美波が女子高飛び込み8位となった。 前回の東京大会は、男子高飛び込みで14歳だった玉井陸斗が7位と健闘。翌年の世界選手権で日本勢最高の銀メダルを獲得して、パリで2度目の五輪を迎えた。(共同)
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