熱戦が続く夏の甲子園。福島代表の聖光学院は、8月11日に山形代表・鶴岡東高校との初戦を迎える。お互いの手の内を知る、東北対決…2人の投手が勝利のカギを握っている。

監督も成長に感動 高野投手

3年連続19回目の甲子園出場となった聖光学院。投手の二枚看板が、チームを引っ張り福島大会を制した。
5試合中4試合で先発した、エースの高野結羽(たかの ゆう)投手。決勝の学法石川戦では、変化球を効果的に使う巧みなピッチングで1失点完投。

聖光学院 エースの高野結羽投手
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斎藤監督も「一世一代のピッチングを高野が演じてくれたのがある意味驚きでもあるし、ここまでよく成長したなという感動もあります」と手放しでほめる投球を披露した。

二枚看板 お互いの存在が力に

そんな高野を支えたのが、背番号10を背負う古宇田烈(こうた れつ)投手。
福島大会準々決勝では、6失点した高野に代わってマウンドへ。力のあるストレートを武器に、3回3分の2を無失点に抑える好リリーフを見せた。

聖光学院 背番号10を背負う古宇田烈投手

お互いの実力を認め合う2人が、甲子園のマウンドを守り抜く。
高野投手は「古宇田が後ろにいる。自分と古宇田で二枚看板としてずっとやってきたので、もっとしっかり自分を高めて甲子園に臨みたい」と話した。

互いを支えに切磋琢磨してきた聖光学院の二枚看板

鶴岡東 隙のない試合運びが特徴

一方、対戦相手の山形代表・鶴岡東は、5試合で3失策の堅い守りで山形大会を勝ち抜いた。
さくらんぼテレビで取材を担当する白田アナウンサーは「相手のミスを逃さない。相手のミスが出たら小技を使って揺さぶって自分たちの得点につなげる」と隙のない試合運びをチームの特徴に挙げた。

鶴岡東高校の取材を続けるさくらんぼテレビの白田貴彦アナウンサー

また「守備の堅さ、投手がしっかりと揃っているというところを踏まえると、ミスをしない方が勝つのではないか」と話す。

どちらが先に試合の主導権を握るのか。聖光学院の初戦は、8月11日の第2試合で10時35分から始まる予定。

(福島テレビ)

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