【菰野-南陽工】木製バットで打席に入る菰野の菊地=阪神甲子園球場で2024年8月9日、滝川大貴撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は第3日の9日、阪神甲子園球場で南陽工(山口)―菰野(三重)の1回戦があり、菰野の選手が木製バットを手に打席に入った。

 菰野は2番・菊地逢斗(あいと)選手(2年)が、白い木製バットで左打席に立った。六回の第4打席では1死一、三塁から一ゴロの間に三塁走者が生還し、打点を挙げた。菊地選手は、身長171センチ、体重75キロ。自身の特徴は「チームナンバーワンのスイングスピード」という。

 今春から金属製バットが反発力を抑えた新基準に完全移行したことを受け、木製バットの使用は増加している。センバツでは少数の選手が木製バットを使って出場し、青森山田の吉川勇大選手(3年)は12打数5安打で打率4割超をマークするなど話題となった。【石川裕士】

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