パリ五輪の中継技術センター。アリババグループ傘下のクラウド事業会社とOBSが協力してインフラを構築した=7月(新華社=共同)

 中国電子商取引大手アリババグループ傘下のクラウド事業会社は9日、パリ五輪の中継で日本を含む世界の54の放送局が同社のインフラを活用していると明らかにした。AIを活用したクラウドの映像配信サービスを提供している。遠隔で作業できるため現地での設備の設営が大幅に削減可能で、衛星などよりも映像の伝送費用も節約できる。  放送局への映像の配信を担うオリンピック放送機構と協力してインフラを構築した。  アリババは中国で近年急速に普及したネットの動画生配信による実演販売「ライブコマース」のために、遅延なく低コストで中継を実現する技術を蓄積してきており、同様の技術を五輪の中継に応用しているという。


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