高校野球・夏の甲子園1回戦(9日)
金足農(秋田)―西日本短大付(福岡)
夏の甲子園で決勝を戦った経験のある両校が、初戦で激突する。金足農は2018年に吉田輝星投手(現オリックス)を中心に、強豪校を連破して準優勝し、「金農旋風」を巻き起こした。西日本短大付は1992年夏に5試合中4試合で完封した森尾和貴投手を擁し、初優勝を果たした。
6年ぶり出場の金足農は、吉田輝星投手の弟・吉田大輝投手を軸に甲子園にたどり着いた。準優勝した当時は野手の主力が3年生だったが、今夏はレギュラーに1、2年もいる。秋田大会で打率5割を残した藪田龍人選手を中心に、伝統の犠打を絡めた攻撃を身上とする。
高橋佳佑主将は「先頭打者の出塁や、走者をしっかり前の塁に進めることを意識する、その練習もしてきた」と自信をのぞかせる。
3年ぶり出場の西日本短大付は、プロ野球・日本ハムの新庄剛志監督の母校。西村慎太郎監督は新庄監督と同級生という。
福岡大会のチーム打率は3割8分超で、多くの試合で2桁安打をマークした。4試合はコールド勝ちで、打線は強力。主戦の村上太一投手は185センチの長身だ。
高峰駿輝主将は「どんな場面でも冷静に全体を見渡して、チームが勢いに乗れるようにしたい」と自然体を強調する。【林大樹】
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