レスリング女子68キロ級3位決定戦で勝利し、声援にハートマークを作って、応じる尾崎野乃香=シャンドマルス・アリーナで2024年8月6日、平川義之撮影

 パリ・オリンピック第12日は6日、レスリング女子68キロ級の3位決定戦が行われ、五輪初出場の尾崎野乃香選手(21)=慶大=が東京大会銀メダルのブレッシング・オボルドゥドゥ選手(ナイジェリア)を破り、銅メダルを獲得した。試合後に笑顔を見せた尾崎選手の主なコメントは次の通り。

「4年後、絶対に目指す」

 (負けた準々決勝から)気持ちを切り替えて敗者復活戦に臨み、そして3位決定戦で勝つことができてほっとしています。何よりも応援してくださった方に、一度どん底を見た後にこうやってはい上がって試合をすることで、勇気とか諦めない思いとかを見せられたら良かったなって。そういうふうに思ってくれたらうれしい。

 銅メダルだけど、みんなこうやっていっぱい応援してくれて、母だったりお父さんだったり友達も来てくださって。少しでもいい姿を見せられたかなと思います。

 <階級を上げて臨んだオリンピックでした>

 (階級を)上げて挑戦してここまで来られて本当に良かったですし、挑戦したことは間違っていないっていうのも分かりました。金メダルは取れなかったですけど、このオリンピックで、気持ちの面とか、こういうふうに臨まないといけないんだってことも分かりました。

 昨日はすごくそれを考える時間があったので。昨日は4年後とは言い切れなかったんですけど、今日はもう、次は4年後、絶対に目指すって心から思えたんで、次に向けて頑張ります。

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