オリンピック初出場で世界ランキング1位の日下選手は1回戦と準々決勝を危なげなく勝ち上がり、準決勝で世界ランキング4位で去年の世界選手権銅メダリストのアルメニアのマルハス・アモヤン選手と対戦しました。

日下選手は前半、相手の消極的なプレーによるペナルティーで1ポイントをとりましたが、その後、場外に押し出されて1対1の同点で折り返しました。

そして後半の開始直後、積極的に前に出て相手の背後をとり2ポイントを奪うと、その後は相手の攻撃をしのいでリードを守りきり3対1で勝って決勝に進みました。

決勝は日本時間の8日未明に行われる予定で、カザフスタンのデメウ・ジャドラエフ選手と対戦します。

日下「めちゃくちゃうれしい」

日下尚選手は「まだうれしくないと言いたいところだが、めちゃくちゃうれしい」と喜びました。

また準々決勝までの2試合と違って接戦になったことについては「めちゃくちゃきつかったが、オリンピックのために今まできつい練習を乗り越えてきたので気持ちでふんばった」と振り返りました。

そのうえで決勝に向けては「金メダルしか見ていないので、しっかり切り替えてあすに備えたい」と話していました。

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