スケードボードのパークは、すり鉢状のコースを45秒間滑って技の難度や構成などを競います。

パリ中心部のコンコルド広場で6日に行われた女子の予選は、22人の選手が出場して3回の「ラン」を行い、最も高い得点で順位を競いました。

このうち前回の東京大会で銀メダルを獲得した15歳の開選手は、前輪の車軸部分を滑らせる「ノーズグラインド」など難度の高い得意技を次々と成功させ、2回目で88.07の高得点をマークして予選トップに立ちました。

オリンピック初出場で16歳の草木選手は1回目と2回目の「ラン」は空中技で失敗しましたが、最後の3回目で空中で横に1回転半する得意の「540」を決め、85.11を出して3位に入り、ともに上位8人による決勝に進みました。

一方、東京大会で金メダルを獲得し2連覇を目指した22歳の四十住選手は、1回目をミスなく滑りきって79.70を出しましたが、その後の2回の「ラン」はいずれも途中で失敗して得点を伸ばせず10位で予選敗退となりました。

開「メダルをねらいたい」

開選手は「2回目でいい得点が出たのですごく安心している。決勝では1回目から自分のランを決めてメダルをねらいたい」と話しました。

またコースの印象については「いろいろなセクションがあるので、スピードを保つのが難しいが楽しいコースだ」と話していました。

草木「やりたかったことはやれた」

草木選手は「2回目を滑り終えたあとコーチから『スピードのつけ方を意識しなさい』と言われたので、それを3回唱えてから音楽に乗って滑った。反省点もあるが予選でやりたかったことはやれた」と振り返りました。

四十住「最後まで滑れずに悔しい」

四十住選手は「2連覇しようと思ってパリに来たので緊張していた。1回目で80点台に届かなくてもう少し得点を上げたいと思ったが、2回目と3回目は最後まで滑れずに悔しい」と話していました。

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