女子1500m 田中希実 準決勝進出 救済措置で

女子1500メートルは予選が行われ、田中希実選手は4分4秒28のタイムで1組の11着でした。上位6着に入らなかったため当初は敗者復活ラウンドにまわることになっていましたが、ラスト1周で後ろを走っていた選手と接触したことが考慮され、その後の救済措置で準決勝進出が認められました。

田中希実選手はレース直後のインタビューで「日本記録を出すことを目標に走った。途中までは記録も更新できるペースで進んでいたが、ラストでいい位置がとれずそこで押し負けてしまった。ラストに気持ちが切れたような走りになってしまっていたのではないか」と涙ながらに振り返りました。そして最後に「ここでは絶対に終わらないです」と絞り出すように話していました。

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男子110mハードル 高山峻野は準決勝進出ならず

男子110メートルハードルの敗者復活ラウンドでは、高山峻野選手が向かい風1.1メートルのなか13秒45をマークして3組の3着となり、各組の上位2着までが進める準決勝進出はなりませんでした。2着のフランスの選手とはわずか1000分の5秒差でした。

2大会続けて予選落ちとなった高山選手は「途中からバランスを崩してしまったので、よくないレースだった」と振り返っていました。

男子やり投げ ディーン元気は予選落ち

男子やり投げには32歳のディーン元気選手が出場し、82メートル48センチで全体13位で予選落ちとなりました。ディーン選手は2012年のロンドン大会では9位で、オリンピック出場は3大会ぶりでしたが、今大会では上位12人による決勝には惜しくも届きませんでした。

ディーン選手は「いま持っている力は存分に出せたと思う。最高の気分でひととき、ひとときを味わいながら競技ができた」とすがすがしい表情で話していました。

女子走り幅跳び 秦澄美鈴は予選敗退

女子走り幅跳びの予選には秦澄美鈴選手が出場し、3回目に6メートル31センチの跳躍を見せましたが、6メートル97センチの自己ベストには遠く及ばず、全体の26位で上位12人による決勝には進めませんでした。

オリンピック初出場だった秦選手は「自分のベストな跳躍できなかったことが残念。世界選手権など、何大会か世界大会を経験してきたが今回もだめだった。情けないです」と話していました。

男子400mハードル 小川大輝は準決勝進出ならず

男子400メートルハードルの敗者復活ラウンドに出場した小川大輝選手は、49秒25で1組の5着となり、各組の上位2着までが進める準決勝進出はなりませんでした。

東洋大3年の小川選手は「世界との差を感じるレースだった。大学3年でこの経験ができたのは大きいし、次につながると思う」と話していました。

一方、同じく敗者復活ラウンドに出場予定だった豊田兼選手と筒江海斗選手は、いずれも左足の痛みを理由に欠場しました。

男子200m 飯塚翔太と上山紘輝 準決勝進出ならず

男子200メートルの敗者復活ラウンドには、飯塚翔太選手と上山紘輝選が出場しました。各組の1着と2着以下でタイムの速い2人が準決勝に進出できる条件で、1組の飯塚選手は追い風1メートルのなか20秒72で4着、2組の上山選手は追い風0.6メートルのなか20秒92で4着となり、いずれも準決勝進出はなりませんでした。

飯塚選手は「とにかく自分のベストを尽くそうとスタートラインに立った。プランどおり走れたが、走力不足を痛感した。結果は残したかったが、本当にいい経験ができた」と振り返っていました。

また上山選手は「自分のいい走りができず悔しい。予選から2本走ったなかでいい点があまり見つからなかったのですごく悔しい結果になった」と話していました。

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