パリオリンピックは5日、体操男子鉄棒の決勝が行われ、団体金メダリストで鯖江高校出身の杉野正尭選手が出場しましたが、残念ながら演技の途中で落下し、7位に終わりました。
   
予選を3位で通過した杉野選手は、得意の鉄棒で演技の冒頭にF難度の大技「ペガン」を披露します。杉野の代名詞「ぺガン」でしたが、途中で片手が外れてしまい、その後の離れ技「カッシーナ」では、バーをつかめず落下しました。
  
それでも杉野選手は、感謝の思いを胸に演技を再開します。「人としても、体操選手としても自分は成長できた。色んな人に感謝をして演技をしたい」と話していた杉野選手。最後の思いを込めましたが、落下した後も予定していた連続の離れ技ができず結局7位と、悔しい結果に終わりました。
  
杉野選手は「悔しい気持ちが一番。一生心に残るような日だった。楽しさもあり、悔しさもあり、自分が小さい頃から目指してきた場所でどっちの思いもできるのは幸せ。今後は、また金メダルに向けてどうやっていくのか考えながら頑張っていきたい」と話しました。

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