パリオリンピックも残り1週間。
大会が始まり連日のメダルラッシュで大会11日目を迎えています。
日本は、金メダル10個、金メダル5個、銅メダル11個と26個のメダルを獲得していますが、その仲間入りを果たし52年ぶりのメダルを目指す男子バレーが準々決勝に挑みました。
負ければ終わりの決勝トーナメント。
日本は世界ランキング2位のイタリアと大一番。
通算成績はイタリアに40勝と、大きくリードを許しています。
そんなイタリアで大学1年生から戦う石川祐希選手(28)。
ここまで不調に苦しんだ日本のエースが、ついに覚醒しました。
平均身長で上回るイタリアのブロックを打ち破る強烈なスパイクを見せ、連続得点。
冷静な判断で3連続得点を奪いました。
目を覚ました石川が躍動して第1セットを奪いました。
続く第2セットも日本のエースは止まりません。
石川選手は、このセットだけで何と9点を奪い、イタリアを追い詰めます。
日本の強さは石川選手だけではありません。
予選リーグでチーム最多得点の西田選手も力を見せました。
ついに歴史的瞬間まであと1点。
しかし、ここから2022年の世界王者イタリアが意地を見せます。
あと一歩のところで大逆転を許し、第3セットを落としました。
その後、第4セットも落とした日本。
勝負は15点先取、運命の第5セットへ。
世界最高峰のプレーの応酬。
一進一退の攻防が繰り広げられました。
先にマッチポイントを握ったのはイタリア。
大舞台で見事な復活劇を見せる石川選手の得点で食い下がります。
しかし、日本の健闘むなしく敗れました。
--本当に惜しい試合でしたが今の気持ちをお願いします。
石川祐希選手:
結果がこれですし、チームのみんな非常にいいプレーしていましたし、最後、僕にたくさん集めてくれた中でキャプテンとしても一人のエースとしても力不足だったと感じています。
高橋藍選手(22):
結果が全てなので、ここで勝てなかったというのが自分もそうですし、日本代表として力がなかったということなので、この悔しい結果を次に切り替えていくしかないと思っています。
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