競泳女子400メートルメドレーリレーで5位となった日本の(右から)池江璃花子、鈴木聡美、平井瑞希、白井璃緒=ラデファンス・アリーナで2024年8月4日、和田大典撮影

 パリ・オリンピック第10日は4日、競泳女子400メートルメドレーリレー決勝が行われ、日本は5位だった。出場した4選手の主な談話は次の通り。

白井璃緒選手

 (五輪の)長い戦いが今日終わった。正直に言って、自分の感想としては(力を)出しきれなかった大会かなって印象。今のレースもすごく(他の)3人に助けられた形だった。自分としては悔しく終わってしまいました。

 <初めて泳いだ五輪決勝の舞台で感じたことは>

 終わってこういう悔しい気持ちになっているので、4年後にまた帰ってきたいなって思います。

鈴木聡美選手

 <2人を抜き、1分5秒08という好タイムだった>

 これを個人(種目)で出したかったですね。ただ、しっかりと役目を果たせたんじゃないかなと思う。

 リレーでのラップタイムもおそらく人生で一番速いので、「よっしゃ!」と思って(次に)タッチした瞬間は、役目を果たせてうれしかったです。(33歳のベテランだが)改めて「現役続行だな」と感じました。

 <次に目指すところは>

 そこまでは分からないですけど、本当に環境が許される限り、自分の体と心が持つ限りは狙っていこうかなとは思っています。

平井瑞希選手

 <1人抜いて、タイムも56秒27だった>

 自己ベストよりも早く泳ぐことができて、今の自分の力を出し切れたかなと思います。

 <初めての五輪をどう感じて、今後にどうつなげていきたいか>

 すごく楽しい雰囲気で、応援はすごく自分の力になると思った。4年後にまた来られるように頑張りたいです。

池江璃花子選手

 <フィニッシュしてプールから上がり、4人で抱き合った時の心境は>

 今日は(アンカーの自分が)順位を落とさないことを目標にやっていたので、隣りのフランスの選手と競うことになるだろうなと思っていた。最後は皆のことを思って全力で泳げた。自分の理想としているタイムではなかったと思うんですけど、それでも今の自分の十分な力は出し切ったと思います。

 <パリ五輪はどんな大会だったか>

 自分のメインとしてはバタフライをずっとやっていたので、個人(種目)で結果を出せなかったのは悔しい気持ちはある。でも一応自由形の選手でもあるので、自由形でこういうふうにたくさんレースをこなすことができて、自分としてはすごく満足できる試合だったかなと思います。

 <「五輪を楽しいと感じた」と昨日は話していたが、改めて今はどうか>

 本当に楽しかったですし、最後にこうやって皆で笑顔で終われた。すごく大変な東京(五輪)からの3年間ではありましたけど、こうやって「楽しかった」って思えるのが一番だと思うので、本当に良かったです。

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