男子個人ロードレース 集団で走行する選手たち=3日、パリ(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】パリ五輪の自転車男子個人ロードレースで3日、ドイツのニルス・ポリットがレース中に用を足すため、コース沿いのカフェのトイレに駆け込んだ。このカフェは映画「アメリ」の舞台として知られ、異例の場面に話題を加えた。  レースは最終盤でパリのモンマルトルの丘を周回。パリジャン紙によるとポリットは通りで急に自転車を降り、驚く観客をかき分けて、近くの「カフェ・デ・ドゥームーラン」に駆け込んだ。用を済ませたポリットはカフェの客に拍手で送り出され、70位で完走した。  ポリットは同紙に対し、腹痛を起こし「嫌だったが、他に選択肢がなかった」と説明した。有名なカフェとは知らなかったという。


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