エチオピア出身で31歳のハッサン選手はオランダ代表として前回の東京大会では女子5000メートルと10000メートルで2冠を達成し、パリ大会ではこの2種目に加えてマラソンにも出場する考えを明らかにしています。

ハッサン「私の好奇心はすべてのトレーニングの原動力」

ハッサン選手はSNSでマラソンを含む3種目に出場する異例の挑戦について「私は好奇心が盛んで、チャレンジを楽しみにし、自分に何が可能かを探ろうとしている。未知のものに向き合うのは簡単ではないが、私の好奇心が目標に向けたすべてのトレーニングの原動力となっている。成功するためにベストを尽くす」などとつづっていました。

女子5000メートル予選 1組に出場し2着で決勝進出

そして、2日に行われたパリオリンピックでの最初のレースとなる女子5000メートル予選では日本の田中希実選手などと同じ1組に出場しました。

ハッサン選手はレース中盤まで集団の後ろにつけて前を伺い、切れ味鋭いラストスパートでこの組の2着に入って決勝進出を果たし、パリ大会でも好スタートを切りました。

1500メートルからマラソンまでを世界トップレベルで走ることができるハッサン選手のオリンピックでの異例の挑戦に注目が集まっています。

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