トランポリンは、1回の演技で10回の跳躍を行い、回転やひねりを加えた技の難しさや、出来栄え、着地の正確性、それに演技の高さなどで得点を競います。

男子の予選と決勝は2日に行われ、日本からは去年の世界選手権の銅メダリストでオリンピック初出場の20歳、西岡選手が出場しました。

予選は2回演技を行い、高かった演技の得点が採用されます。

西岡選手は1回目の演技で、4回目までのジャンプは高さのある跳躍で大きなミスなく決めたものの、5回目のジャンプで着地に失敗し、最後まで演技を通しきることができませんでした。

そして、2回目の演技でも中盤で乱れ、予定していたすべての跳躍をこなすことができず、35.750の得点で最下位の16位となりました。

西岡選手はオリンピックのトランポリンで日本選手初のメダル獲得を目指して、パリ大会に臨みましたが、決勝進出はなりませんでした。

西岡「どこか弱いところがあった」

西岡隆成選手は「自分の中では緊張していないと思ってて、自分でも緊張に弱い方ではないと思っていたが、どこか弱いところがあって失敗につながったのだと思う。申し訳ないのひと言です」と冷静な表情で振り返りました。

そして「1回目の演技で失敗したあとも気持ちのところでいえば慌てていなかった。2本目に自分の演技をしっかりとして決勝に臨もうと思ったが、あまりうまくいかなかった。この先、どういう練習を積んでどういう気持ちで大会に臨むのか再度見直していきたい」としたうえで、「今、戻るのが怖いくらいわからなくなっているが、誰しも通る道だと思うのでこのまま終わらないように頑張っていけたらいいと思う」と声を震わせながら話していました。

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