JOCが1日、発表した声明ではオリンピックに臨む日本選手団の心情について「どのアスリートも、一瞬一瞬を無駄にせず、緊張の中で、自身が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、調整して大会に臨んでいる。中には、試合前にコンディションを見極めて厳しい選択をせざるを得ないこともある」と説明しています。

そのうえで、SNSなどを通した選手へのメッセージについて「激励や応援が大きな力となっている一方で、心ないひぼう中傷や批判などに心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもある。ひぼう中傷などを拡散することなく、SNSなどでの投稿に際しては、マナーを守ってもらうよう改めてお願いする」と呼びかけています。

そして、侮辱や脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討するとしています。

柳井綾音選手へのひぼう中傷が大きな問題に

選手へのひぼう中傷をめぐっては、陸上の混合競歩リレーに出場する柳井綾音選手が、個人種目の女子20キロ競歩の出場を辞退したあと、自身のSNSに「身勝手だ」などといったメッセージが相次いだことを明かし、東京大会に続いてパリ大会でも大きな問題となっています。

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