【宮城】第106回全国高校野球選手権大会に出場する聖和学園の選手ら29人が31日、仙台空港から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)に向けて出発した。搭乗前に日本航空職員による出発式が行われ、千羽鶴とメッセージカードが贈られた。

 日本航空の小山潤・仙台空港所長は「みなさま一人ひとり、そしてこのチームが甲子園という大舞台で躍動し、日々成長する姿を楽しみにしています」と激励した。三浦広大主将(3年)は「甲子園では厳しい戦いになると思うが、粘り強く泥臭く試合をし、みなさまに勇気と感動を与えられるように頑張りたい」と話した。

 搭乗機内では、聖和学園への激励のアナウンスが流れ、乗客から拍手が起こった。

 ベンチを外れた3年生は、サポートメンバーとしてチームを支える。大阪市内の宿舎に到着後、さっそく近くのコインランドリーの位置を確認し、おにぎりなど補食の買い出しをした。斎藤有吾選手(3年)は、「(甲子園出場が決まり)みんなといられる時間が長くなったので最後まで自分ができることをやりたい」と話した。(岸めぐみ)

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