サッカーJ1の浦和レッズは31日、元日本代表FWの興梠慎三(38)が今季限りで現役を引退すると発表した。

 興梠は、さいたま市の埼玉スタジアムで記者会見し、「体力的に長い時間プレーすることができなくなっていた。サポーターがお金を払って見に来てくれるのに、その期待に応えられないもどかしさがあった」と語った。

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 宮崎県出身。地元の鵬翔高を経て、2005年にJ1鹿島アントラーズに加入した。07年から主力として活躍し、チームはリーグ史上初となる3連覇を達成した。13年に浦和に移籍した後も得点を積み重ね、2度のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇に貢献した。

 J1通算524試合に出場。168得点は川崎フロンターレなどで活躍した大久保嘉人に次いで歴代2位。07年からの18年連続得点、12年から20年までの9年連続2桁得点は、いずれもJ1史上最長。リーグを代表する点取り屋だった。

 08年、日本代表に初選出。通算16試合に出場し、得点はなし。16年のリオデジャネイロ・オリンピック(五輪)には年齢制限のないオーバーエージ(OA)枠で出場した。

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