日本相撲協会はことし9月に行われる秋場所の番付編成会議を開き、木竜皇と大青山の2人を十両に昇進させることを決めました。

木竜皇は千葉県柏市出身の21歳。父は元幕内の時津海で親子2代での関取となります。

西の幕下筆頭で臨んだ今月の名古屋場所では、得意とする押しや左四つの相撲を生かして6勝1敗の好成績をあげました。

24歳の大青山は中国の内モンゴル自治区出身で、静岡県にある相撲の強豪、飛龍高校を経て出身が同じ元幕内 蒼国来が師匠を務める荒汐部屋に入門しました。

身長1メートル92センチ、体重157キロの体格を生かした右四つの相撲を持ち味に東の幕下2枚目で臨んだ名古屋場所で7戦全勝で優勝を果たしました。

このほか、石川県津幡町出身の欧勝海が西の幕下3枚目で5勝2敗と勝ち越し、1場所で十両に復帰します。

大相撲秋場所は9月8日に東京 両国の国技館で初日を迎えます。

木竜皇 “父親は新十両で優勝 自分もしたいがまずは勝ち越し”

ことし9月の大相撲秋場所で新たに十両に昇進した元幕内 時津海の長男、木竜皇が記者会見し、「父親は新十両で優勝して自分も優勝したい気持ちはあるが、まずは勝ち越したい」と意気込みを述べました。

木竜皇は千葉県柏市出身の21歳。

父は元幕内の時津海で、親子2代での関取となります。

青森県の三本木農業高校を卒業後、立浪部屋に入門し、3年前の夏場所で初土俵を踏みました。

鋭い立ち合いからの低い攻めを持ち味に、去年の夏場所で幕下優勝を果たすなど番付を上げてきました。

今月行われた名古屋場所は、西の幕下筆頭で臨み、6勝1敗の好成績を収めました。

木竜皇は31日、名古屋市内の立浪部屋の宿舎で記者会見し、「うれしい。親方から連絡があって『これからだから気を引き締めて頑張れ』と言われた。ほっとしている」と喜びを語りました。

父からは「おめでとう」と祝福されたということで、木竜皇は「相撲を始めるきっかけをつくってくれたのは父でずっと背中を追いかけてきた。偉大な父で尊敬している」と話しました。

父の時津海は新たに十両に昇進した平成9年の夏場所で優勝しました。

秋場所に向けて木竜皇は、「父親は新十両で優勝して自分も優勝したい気持ちはあるが、まずは勝ち越したい」と意気込んでいました。

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