◆パリオリンピック・体操男子団体総合決勝(29日、ベルシー・アリーナ)

橋本大輝(22)、萱和磨(27)、谷川航(28)=以上セントラルスポーツ、岡慎之助(20)、杉野正尭(25)=ともに徳洲会=の5人で挑んだ日本が、2大会ぶりの金メダルを獲得した。

日本は予選トップの中国と同じ組で、床運動からスタートし、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の順で演技した。

4種目を終え、1位中国、2位ウクライナ、3位アメリカで日本は4位。ただ中国と日本との差は1.799点と小差で5種目を迎えた。

日本は5種目目の平行棒を萱、岡、谷川の3人が大きなミスなく終えて2位に浮上したが、中国との差は3.267点と開いて最終種目の鉄棒を迎えた。

日本は杉野、岡と演技をまとめたのに対し、中国は2番手の選手がまさかの2度の落下。日本は最終演技者の橋本が着地までピタリと決め、中国の最終演技者にプレッシャーをかけた。

中国の最終演技者は着地が一歩ずれたものの目立ったミスはなかったが、得点は伸びず。259.594点とした日本が259.062点の中国を上回り、大逆転で2大会ぶりの金メダルを獲得した。

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