スケートボードの男子ストリートの予選は29日、パリ中心部にあるコンコルド広場で行われ、日本からは世界ランキング2位で22歳の白井選手、東京大会、金メダリストの堀米選手、世界1位で14歳の小野寺吟雲選手の3人が出場しました。

ストリートは階段やレールなどが設置されたコースで、45秒の間に何回も技を繰り出す「ラン」を2回、一発の大技で勝負する「ベストトリック」を5回行ったうえで、得点が高かった「ラン」と「ベストトリック」2つをあわせた3つの合計点で順位を競います。

このうち、白井選手が得意とする後半の「ベストトリック」で1回目から93点台の高得点をマークするなど合計270.42で予選3位、堀米選手が270.18の予選4位で上位8人による決勝に進みました。

一方、小野寺選手はベストトリックで失敗が重なり、177.08で予選14位となり、決勝に進めませんでした。

東京五輪 金メダルの堀米「限界超えたい」

スケートボードの男子ストリートで、予選4位で決勝に進んだ東京オリンピックの金メダリスト、堀米雄斗選手は「ランの1回目から安心感があった。ベストトリックは思い通りにはいかなかったが、予選を通れてよかった」と充実した表情で振り返りました。

決勝に向けては「全部を出し切って、限界を超えたい」と力強く意気込みを話しました。

決勝逃した小野寺「もっとスケートボードがうまくなりたい」

決勝進出を逃した小野寺吟雲選手は「決勝に進めなくて悔しい。練習の時から熱中症みたいになってしまった」と残念そうな様子でした。

今後について尋ねられると「ただ単純にもっとスケートボードがうまくなりたいです」と、はきはきとした口調でさらなる成長を誓いました。

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