これは、パリオリンピックの観戦に訪れる世界中の人たちに、日本の文化に触れてもらう機会を設けようと、東京都が企画し今月26日から開催されています。

パリ中心部にある会場ではうちわや江戸切子などの商品の販売や、日本酒の試飲ができるコーナーなど合わせて13のブースが設けられています。

中でも多くの人でにぎわっていたのは、書道の体験ができるブースで、パリ市内から訪れた女性は「憧れの書道の体験ができてうれしかったです。日本に行きたくなりました」と、うれしそうに話していました。

主催した東京都の山本麻里雄さんは「東京オリンピックではコロナ禍のため日本文化の発信ができなかったが、今回多くの方々が来てくれてよかった。これをきっかけにぜひ日本に足を運んでほしい」と、話していました。

この催しは来月1日まで開かれるということです。

競技場そばの公園に「筋肉自慢」が集まるスペース

パリオリンピックでバスケットボールや体操が行われるベルシー・アリーナのそばにある公園の一角には「筋肉自慢」たちが集まるスペースがあります。

パリ市が運営するこのスペースにはベンチプレスやスクワットなど、本格的なウエイトトレーニングができるさまざまな設備が設置されていて、24時間誰でも無料で利用することができます。

トレーニングをしながら交流できる場所として多くの人に利用されていて、取材に訪れた日にはおよそ20人が集まりトレーニングを教え合ったり、ライブ配信をしたりして交流していました。

常連の男性は「一緒にトレーニングをしていて家族のような感じだ。人種は関係なく、お互いに尊重しあっている」と、話していました。

大会前にはフランスの文化省と大会組織委員会による文化プログラムの認証を受け、ここで貧富の差や人種、民族の違いを超えてトレーニングを行う人たちを撮影したフランスの若手写真家による展覧会も開かれるなど、大会の盛り上げにも一役買っています。

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