大相撲名古屋場所(七月場所)で福島県須賀川市出身の力士「白熊」が初の十両優勝を飾った。地元からも喜びの声が上がっている。

郡山相撲協会の黒沢利夫会長は「優太(白熊)が勝った瞬間、涙が出て止まらなかったです」と話す。「白熊」こと高橋優太さんを6歳の頃から見守ってきた郡山相撲協会の黒沢利夫会長は、昔からその「強さ」を確信していた。
黒沢さんは「一言で言えば、『気は優しい力持ち』これが優太君。県内では、同じ学年では、優太に勝つ子どもは居ませんでした。その上の学年も優太君には勝てなかったです」と当時を振り返る。

12勝3敗で初の十両優勝を決めた白熊、先場所の若隆景に続き、福島県出身の力士が十両の頂点に輝いた。
黒沢さんは今場所、特に白熊の「落ち着き」が光っていたとし、この先へも大きな期待を寄せている。「バタバタしない。小さい時から、相撲取ってても、バタバタしないで、自分の相撲を淡々と取っていく子どもでしたから。夢はやっぱり、大横綱の大鵬さんみたいな横綱になって貰いたいと思います」と話す。

地元・須賀川市には十両優勝を祝う垂れ幕も。
来場所の幕内昇進を確実としている白熊に、地元からもさらなる活躍を願ってエールが送られている。

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