(29日、第106回全国高校野球選手権徳島大会決勝 鳴門渦潮6―5阿南光=延長十回タイブレーク)

 鳴門渦潮が7年ぶり8回目の甲子園出場を決めた。今春の選抜大会に出場した阿南光を延長十回タイブレークでサヨナラで破った。

 鳴門渦潮は五回、1死三塁から藤原の犠飛で1点差に迫ると、七回には1死三塁から端村のスクイズで同点、さらに2死二塁から藤原の適時二塁打で試合をひっくり返した。

 八回に追いつかれ、延長戦にもつれこんだ。タイブレークによる延長十回に2点を勝ち越されたが、直後に3点を奪い、サヨナラ勝ちした。

 鳴門渦潮は投打の要の岡田を中心にノーシードから勝ち上がった。強打を武器に準決勝では2本塁打放って城南を下し、決勝に進んだ。

 今春の選抜大会8強で、大会屈指のエース右腕、吉岡を擁する阿南光は及ばなかった。

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