試合終了の瞬間にマウンドに駆け寄って喜びを爆発させる花咲徳栄ナイン=いずれも県営大宮公園野球場で
第106回全国高校野球選手権埼玉大会の決勝が28日、さいたま市大宮区の県営大宮公園野球場であり、花咲徳栄がタイブレークの延長十回の激戦の末に11-9で昌平を下し、5年ぶり8度目の夏の甲子園出場を決めた。(足立優作、藤原哲也) 花咲徳栄は初回、先頭の斎藤聖斗(まさと)選手(3年)の安打などでチャンスをつくると、4番の石塚裕惺選手(同)が適時三塁打を放ち2点を先制。三回表には守備でも活躍を見せた生田目奏(なまためかなで)主将(同)の本塁打で追加点を重ねた。三回裏には四球や安打で1点を与えたが、五回に再び石塚選手の適時打で3点を追加して引き離した。八回には3ランと犠牲フライで同点に追い付かれたが、延長十回、阿部航大選手(同)の適時二塁打などで一挙に5得点。今大会これまで3失点の昌平に11得点の猛攻を見せた。 昌平は三回、得点後の満塁のチャンスで一打が出ず、その後七回まで2安打に抑えられた。八回以降は3番の山根大翔(だいと)選手(同)の3ランや、延長十回に2番大槻真広(まひろ)選手(同)の3ランなど主軸が活躍して猛追したが、エラーなどで得点を許して花咲徳栄に一歩及ばなかった。
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