第106回全国高校野球選手権徳島大会は29日午後2時から、徳島市のむつみスタジアムで決勝がある。3年ぶり3度目の夏の甲子園出場を狙う阿南光と、7年ぶり8度目の甲子園をめざす鳴門渦潮が対戦する。決勝の見どころや両チームのデータを紹介する。(吉田博行)

選抜8強の阿南光、エース吉岡好投

 第1シードで臨んだ阿南光は、エース右腕の吉岡暖(はる)投手(3年)が準決勝まで3試合を1人で投げ抜いてきた。直球にキレのある変化球で的を絞らせず、24奪三振、6失点と好投している。

 チーム打率は4割超で、21打点を挙げた。2番の福嶋稟之介選手(3年)は打率8割に迫り、準決勝で4安打6打点と絶好調。3番の福田修盛(しゅうせい)選手(3年)も打率5割に及び、切れ目のない打線だ。

鳴門渦潮もエース好調、長打誇る

 エース右腕の岡田力樹(りゅうき)投手(3年)は今大会4試合に登板し、3試合で完投。緩急をつけた投球で30奪三振、5失点と好調だ。4番打者として打率6割強を記録し、準決勝で本塁打を含む4安打2打点と活躍した。

 3番に座る森高祐吏(ゆうり)選手(3年)も、準決勝で本塁打を含む2安打2打点と調子を上げている。チーム打率は3割超で25打点を挙げ、長打数は12本を数える。

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