◆パリオリンピック・柔道男子60キロ級3位決定戦(27日・シャンドマルス・アリーナ)
柔道男子60キロ級の永山竜樹(28)は3位決定戦で勝利して銅メダルを獲得した。
敗者復活戦で東京オリンピック銀メダルの台湾・楊勇緯(ヨウ・ユウイ)に勝利した永山は、3位決定戦で2024年欧州選手権銅メダリスト、トルコのサリフ・イルディス(23)と対戦。中盤に大腰で、終盤に横車でそれぞれ技ありを奪って勝ちきった。
今大会の日本人選手のメダルは、柔道女子48kg級角田夏実選手に続いて2つ目。
試合後のインタビューでは、「負けてから切り替えるのが大変だったんですけど、たくさんの方々が応援に来てくれたので手ぶらで帰るわけにはいかないと思った」と言葉を詰まらせた。
準々決勝では23年世界王者のフランシスコ・ガリゴス(スペイン)と対戦。試合開始2分過ぎに寝技に持ち込まれ、首を絞められた永山は、30秒ほど粘り、審判が「待て」をかけるも、相手が絞め技を解かなかったことで数秒後に失神し、相手に一本勝ちが宣告されるという“疑惑の判定”で敗戦。そこから見事に立て直しての執念のメダル獲得となった。
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