パリ・オリンピック第2日は27日、柔道男子60キロ級が行われ、初出場の永山竜樹選手（28）＝SBC湘南美容クリニック＝が準々決勝でフランシスコ・ガリゴス選手（スペイン）に一本負けし、敗者復活戦に回った。
SNS（ネット交流サービス）上では、この試合の判定が「誤審なのでは」と物議をかもしている。ガリゴス選手が審判の「待て」の後も寝技を解かず、片手締めをし続けたように見えたからだ。
永山選手は試合後半、寝技に引き込まれ、ガリゴス選手に片手締めを許した。それでも何とかこらえて、残り時間約1分で審判から「待て」がかかった。その数秒後、ガリゴス選手の一本勝ちが宣告された。動けなくなった永山選手は「失神」と見なされた。
永山選手は試合終了後、ガリゴス選手との握手を拒否。しばらく畳の上に残り続け、判定への異議を示した。【高野裕士】
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