サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の本拠地となる新たなスタジアムの整備に向け26日、Jリーグと秋田県、秋田市が話し合いの場を持った。方向性が定まらない中、Jリーグ側はクラブへのJ1ライセンスの交付について、依然厳しい姿勢を示している。

秋田県と秋田市、Jリーグの担当者の話し合いは、新スタジアム建設の進捗(しんちょく)状況などを議題に進められ、協議終了後、クラブライセンスを管理する事務局の担当者が会見した。

Jリーグクラブライセンス事務局の大城亨太マネージャーは、「場所も確定していない。誰が造るのかも決まっていないという状況なので、J1ライセンス交付の特例自体が取り消されることになりかねない。J1クラブライセンスの判定においては厳しい状況」と厳しい見解を示した。

ライセンスを受けるために秋田市のソユースタジアムの改修を求める声についても否定的で、大城マネージャーは「ソユースタジアムに今から屋根をかけるのは受け入れられないオプション。クラブライセンスの判定においては、あり得ないオプション」と強調した。

Jリーグは、地域の事情に応じてスタジアムに収容できる人数の要件を、J1基準でも最低5000人に改定している。しかし、ただ5000人で良いというわけではなく、4つの条件が求められる。

その4つの条件は、「アクセスが良いこと」「全ての観客席が屋根で覆われていること」「ホスピタリティが充実していること」「フットボールスタジアムであること」だ。

大城マネージャーは「質の高いスタジアムであれば、少し小さくてもJ1クラブライセンスを認める可能性がある」と話した。

来シーズンのJ1クラブライセンスは、9月末に交付されるか判断される見通し。

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