メッツ 千賀滉大 今季初先発登板で初勝利 日米通算100勝に到達

大リーグ2年目の千賀投手は、開幕から右肩の筋肉の張りや上腕の筋肉の神経に炎症が見つかるなどしたため治療とリハビリを続け、26日は本拠地ニューヨークで行われたブレーブス戦で今シーズン初めて登板しました。

千賀投手は1回、デッドボールを当ててランナー1人を出したものの代名詞となっている得意の“お化けフォーク”と高めのスライダーで2つの三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せました。

2回は先頭バッターにヒットを打たれたあと1アウト一塁から後続のバッターに甘く入ったカットボールを打たれツーランホームランで2点を先制されました。

3回はメッツ打線が満塁を含む3本のホームランで7対2と逆転に成功し千賀投手を援護しました。

その後、千賀投手は150キロ台後半の速球と変化球を効果的に使って追加点を許さず、8対2とリードした5回までに9つの三振を奪い勝ち投手の権利を得ました。

6回もマウンドに上がった千賀投手は、先頭バッターをファーストフライに打ち取った際に左足をおさえて倒れ込み、その直後に交代となりました。

球数は73球、奪った三振は9つ、打たれたヒットはわずか2本、フォアボールとデッドボールが合わせて2つで6回途中まで投げて2失点と好投しました。

試合はメッツが8対4で勝ち、千賀投手は今シーズン初登板で初勝利をマークしました。

千賀投手はこれが大リーグ通算13勝目でプロ野球、ソフトバンク時代の87勝と合わせて日米通算で100勝に到達しました。

6回に降板した千賀投手について球団は「左足のふくらはぎのけいれん」と発表しました。

千賀投手は好投を続けていましたが、6回、先頭バッターをファーストフライに打ち取った際、突然左足をおさえて倒れ込みました。

その後、千賀投手は自力で立ち上がり歩いてベンチに引き上げていました。