第106回全国高校野球選手権島根大会(島根県高校野球連盟、県教育委員会、朝日新聞社主催)は27日午前10時から、出雲市の県立浜山公園野球場で決勝がある。大社が勝てば32年ぶり9回目、石見智翠館が勝てば3年ぶり12回目の夏の甲子園出場になる。

 大社はノーシードから1、2回戦をコールドで勝ち進み、準々決勝、準決勝は左腕のエース馬庭が完投。緩急をつけた投球で、大会を通じて25奪三振の好投を続ける。

 打線も石原、高梨、下条の主軸が安打を量産。先頭の藤原は11安打と好調なうえ10盗塁。チーム盗塁数は26、犠打も13と、足を使った攻撃も見せる。失策が1と守備も堅い。

 第2シードの石見智翠館は、持ち前の打力をいかし、準々決勝まで3試合がコールド勝ち。準決勝では乱打戦を制して決勝に進出した。

 4試合で計51安打、チーム打率は4割2分5厘。本塁打3本を含む長打は計15本で、荒木、冨田ら主軸が打点を積み上げている。左腕の杉本、右腕の松田康をはじめ投手陣も豊富にそろい、これまで5人が登板して継投で勝ち進んできた。(中川史)

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