第106回全国高校野球選手権県大会の準決勝2試合が26日、さいたま市大宮区の県営大宮公園野球場であり、花咲徳栄と昌平が勝利した。花咲徳栄は2年連続、昌平は3年ぶりの決勝進出。決勝は28日の午前10時から同球場で開かれる。  第1試合で花咲徳栄は山村学園と対戦。両チーム先発投手が9回を完投し、花咲徳栄が3-1で投手戦を制した。花咲徳栄は一回表、田島蓮夢(はずむ)選手(2年)の適時打などで3点を先取。上原堆我(たいが)投手(3年)は三回に1点を返されるも、以降は山村打線を被安打2の無失点で抑えた。山村学園は二回以降、花咲徳栄打線を無失点で抑えたが、得点差を埋めることができなかった。  第2試合は、昌平が春日部共栄と戦い、4-1で勝利した。昌平は一回表にエラーや安打などで先制点を許すも、その裏の攻撃で、渡辺暁斗選手(3年)の適時三塁打で逆転。六回と八回にも1点ずつ追加点を重ね、点差を引き離した。春日部共栄は三回に満塁とするなどチャンスを作ったが、好機で一打が出なかった。(足立優作)


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