パリ・オリンピックは26日夜(日本時間27日)に開会式があり、注目の聖火リレーの最終走者は柔道男子で金メダル2回のテディ・リネール選手と、陸上女子短距離で五輪で三つの金メダルを獲得したマリー・ジョゼ・ペレクさんの2人が務めた。
セーヌ川が会場の開会式で、リネール選手とペレクさんはルーブル美術館に近いチュイルリー公園に設置された聖火台に火をともした。
独特な球体状の聖火台のイメージは、気球だ。1783年にこのチュイルリー公園を舞台に有人での熱気球飛行が成功したことに敬意を表したのだという。聖火に火がつくと、「気球」は会場に浮き上がった。
最終走者を巡っては、地元メディアでサッカー元代表のジネディーヌ・ジダンさんやペレクさん、リネール選手の名が取りざたされていた。
「最有力候補」と目されたジダンさんは開会式のオープニング映像に出演。式終盤には会場のトロカデロ広場に姿を現し、テニスの全仏オープンで最多14回の優勝を誇る「赤土の王者」ラファエル・ナダルさん(スペイン)に聖火を託した。
聖火リレーには、ナダルさん以降もスター選手が続々登場した。陸上男子で五輪通算9個の金メダルを獲得したカール・ルイスさん(米国)らが船上やルーブル美術館でトーチをつないだ。【パリ岩壁峻】
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