(25日、第106回全国高校野球選手権広島大会準決勝 広島商6―3尾道)
広島商打線は、尾道のエース・田原永遠投手(3年)のチェンジアップに惑わされないよう、チーム全体で意識していた。
六回に勝ち越しの中前適時打を放った6番・山崎玄太選手(同)はボールを見きわめ、高めの変化球を芯で捉えた。「2死だったので、次の打者につなぐつもりでシングルヒットだけを狙った」。七回2死満塁の場面では、ファウルで粘った末に、適時打でだめ押しの6点目をもたらした。
昨年の決勝はスタンドで応援。春の県大会は背番号をもらったが、2回戦で敗退した。その悔しさをばねにしてきた。「決勝は挑戦者の気持ちで臨みます」と表情を引き締めた。(菅野みゆき)
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