第106回全国高校野球選手権島根大会(島根県高校野球連盟、県教育委員会、朝日新聞社主催)は25日、県立浜山公園野球場(出雲市)で準決勝2試合がある。4強のうちシード校は石見智翠館のみだが、いずれも過去に優勝、準優勝経験がある実力校ばかりだ。

 第1試合は大社―開星。両校とも1回戦から勝ち上がってきた。準々決勝では、ともにエースが今大会初めて9回を投げた。大社は左腕・馬庭が、開星は右腕・井上勇がともにわずか1失点。両エースが先発すれば投手戦になりそうだ。

 第2試合は石見智翠館―飯南。石見智翠館は準々決勝までの3試合はすべてコールド勝ち。打線が好調で、守っては計2失点と投手陣が安定している。飯南は準々決勝で昨夏優勝の立正大淞南と対戦。敗色濃厚だった八回に、2本塁打と3連続安打などで6点を挙げる猛攻で逆転勝ちし、勢いづく。エース右腕・岩本の踏ん張りが勝敗を左右しそうだ。(石川和彦)

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