夏の高校野球宮城大会は21日準決勝が行われ、仙台育英と聖和学園が決勝進出を決めました。

ノーシードから勝ち上がり勢いに乗る仙台商業と2年ぶりの決勝を狙う第3シード聖和学園の一戦。
聖和学園は2点リードの5回、ランナー2人を置いて打率5割と好調の佐藤。
2年生ながら4番に座る主砲が追加点を呼び込む3ラン!聖和学園が5点差とリードを広げます。
反撃に出たい仙台商業はそのウラ3点を返し、なおもチャンスでキャプテン郷家。
仙台商業がこの回一挙4得点で1点差に詰め寄ります。

すると7回には2アウトから6番・佐々木が執念の同点タイムリー!
仙台商業が終盤で試合を振り出しに戻します。

両者譲らぬ攻撃が続く中、直後の8回。聖和学園は1アウト満塁とし2番・中善寺。その初球でした。左中間へ運んだ一打は値千金の勝ち越しタイムリー!
聖和学園が2点をもぎとり再びリードを広げます。

2点差のまま9回を迎え、あとがない仙台商業はノーアウト1塁。いい当たりも相手の好プレーに阻まれダブルプレー。2アウトに追い込まれると…
最後はレフトフライに倒れ、41年ぶりの甲子園を目指した仙台商業の夏は準決勝で幕を閉じました。(聖和学園9-7仙台商業)

仙台商業 郷家璃久選手
「絶対に勝ってやるって強い気持ちを持っていたんですけど、みんなのこと勝たせられなくて本当に悔しいです」

また、創部初の決勝進出を目指す古川学園と仙台育英の試合は2回に仙台育英がキャプテン湯浅のタイムリーなどで一挙4点を先制します。
投げては先発の武藤が6回までわずか2安打、5つの三振を奪う好投を見せると、最後はエース山口が締め仙台育英が3連覇に王手をかけました。(仙台育英5-2古川学園)

甲子園出場をかけた決勝戦は23日午前10時から。仙台育英と聖和学園が2年ぶりに決勝の舞台で戦います。

仙台育英 湯浅桜翼選手
「ワンチームというのを目標に掲げて今までやってきたので、さまざまな個人での思いやチームでの思いがあると思うので今までやってきたことを全て出せるような試合にしたいと思います」

聖和学園 三浦広大選手
「強豪を倒して甲子園に行かなきゃ認めてもらえないと思いますし、届くところまで来たので勝ち切って甲子園目指してやっていきたい」

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